paypay後払いのサービスが提供されてから、とても便利に思う人もいれば「paypay後払いの罠に引っかかった!」と目を疑うような口コミも見かけるようになりました。
普通に利用しているとトラブルがないように思えますが、実はpaypay後払いは気づかない罠がいくつかあります。
そこで今回は、paypay後払いを利用する前に知っておくべき罠やサービスを使う前の注意点について、詳しくお伝えします。
paypay後払いは罠?SNSや口コミの反応を調査
paypay後払いはメリットの大きなサービスに見えますが、使う人の環境によってデメリットに感じる部分がいくつかあります。
本当にpaypay後払いに罠はあるのか。半信半疑で知恵袋やSNSを調べた所、さまざまなトラブルに悩まされる人が続出していました。
罠です。
残高や他のクレジット払いにしたいのに、無理矢理使わせようとでもしているかのように初期画面が「あと払い」になるということからも罠なのは明確です。
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12270585612
他にも「paypay後払いの罠に引っかかった」という口コミは多数ありました。
自分でpaypay後払いを利用したくて使っているなら、罠と感じる部分は少ないのですが、強引な宣伝のような形で使わされている人にとって迷惑に思う部分がいくつもあるようです。
実際に起っているpaypay後払いの罠を見る限り、メリットだらけのサービスとは言い難いですね。
そもそもpaypay後払いとはどんなサービス?
paypay後払い(paypayあと払い)は、ペイペイカードが提供するサービス。チャージなしで支払いができ、請求は翌月2日にまとめて1回払いでおこないます。
サービスを利用するには、PayPayカードやPayPayカードゴールドの契約が必要です。
請求額はPayPayカードやPayPayカードゴールドの利用料金と一緒。paypay後払いはpaypayカードのショッピング枠を使う形で買い物をします。
翌月まとめて登録した銀行口座から引き落としになるので、残高不足に気をつけなくてはいけません。
paypay後払いの罠と呼ばれる部分とは?
知恵袋やTwitter(X)では「paypay後払いは罠だらけ」という口コミを、たくさん見かけました。
具体的にどういった部分が罠と呼ばれているのか、詳しくお伝えします。
支払いが優先的に「paypay後払い」
PayPayの支払い方法が、優先的に「paypay後払い」になっていたという罠です。
PayPay残高を使っているつもりが、減らないことを不審に思い調べてみると後払い設定だったり、いつもの手順で支払いをした結果、自動でpaypay後払いだったりなど。
しっかり確認しないとpaypay後払いが優先になっている可能性があるので気をつけましょう。
請求書払いがpaypay後払いとPayPayマネーのみ
PayPayの請求書払いは、コンビニや銀行などに行くことなく、電気ガス水道や税金の支払いができる!とても便利ですが、支払い方法は「paypay後払い、PayPayマネー」のみなので気をつけなくてはいけません。
請求書払いはPayPay残高が使えると表記されていますが、周辺に注意書きとして「PayPayマネーのみ対象」と記載しています。
PayPayマネーとは、本人確認書類によって本人確認(eKYC)をした人が、一定のチャージ方法で利用できることをいいます。
チャージは、下記のみです。
・銀行口座
・セブン銀行ATM
・ローソン銀行ATM
・ヤフオク!/PayPayフリマの売上金
PayPay残高の中で、唯一出金できますが、本人確認の手続きが必要なので手間がかかります。
自宅で請求書払いをしようとおもったのに、PayPayマネーライトなどの残高が使えず、仕方なくpaypay後払いにした人も多いでしょう。
後から「リボ払い→分割払い」に変更不可
paypay後払いの罠で度々見かけた意見が、後からリボ払いを分割払いにできないことです。
基本的にpaypay後払いを使う時は、支払決定前に自分で「一括払い、リボ払い、分割払い」の選択をしなくてはいけません。
paypay後払いの支払い回数の選択は、次の手順でおこないます。
1.アプリ内の「スキャン」でバーコード読み取り
2.「支払い方法」をタップ
3.「PayPayあと払い」を選ぶ
4.「支払い区分」をタップ
5.希望の支払回数を選ぶ
6.「今すぐ支払う」をタップ
「今すぐ支払う」の前に、選択できる支払い方法を選びます。
支払い回数の選択を無視すると、設定したままで決済するので気をつけなくてはいけません。
どうしてもリボ払いを止めたい場合は、PayPayカードの以下の方法で解決できます。
・「リボ残高おまとめ払い」の残高一括返済
・「リボお支払いコースの変更」で毎月の支払額を変更
後からリボ払いの変更不可は、paypay後払いの罠に感じますが、支払う前にしっかり確認すると回避できるので十分気をつけましょう。
滞納すると信用情報に傷がつく
paypay後払いはクレジットカードとサービス内容はほとんど同じです。
支払いが遅れたり支払いをせず放置したりすると、信用情報機関に記録され事故として一定期間残ります。
延滞や滞納をすると、新しくクレジットカードやローンを組む時に影響を与える可能性があります。
「知らないうちにpaypay後払いになっていて、銀行口座の残高不足で延滞になった」ということから、paypay後払いの罠とも呼ばれています。
クレジットカードとpaypay後払いはほぼ同じとはいえ、物理的な利用方法は違います。
・PayPayカードは「プラスチックカード」
・paypay後払いは「バーチャルカード」
どちらもまとめて支払うという決済方法は変わりませんが、使い方に大きな違いがあります。
paypay後払いが利用できない店がある
「利用できないお店があった!」というpaypay後払いの罠があります。
コード決済のシェア率No.1の「PayPay」。都市部だけではなく、地方の商店でも導入しているキャッシュレス決済なので、買い物してpaypay後払いを使うのは不自然ではありません。
ところが、paypay後払いは利用できるお店とできないお店が存在するのです。
paypay後払い利用OK | paypay後払い利用NG |
・PayPay加盟店(実店舗) ・Yahoo!ショッピング・PayPay加盟店(オンラインサービス) | ・PayPay残高限定の加盟店 ・PayPayマネー限定の加盟店 ・paypay後払い非対応のオンラインサービス |
paypay後払いが使える、使えないお店の見分け方は非常に難しいのが、「罠」といわれる部分でもあります。
PayPay加盟店でも、PayPay残高限定やPayPayマネー限定のお店もあります。paypay後払いを使う前に、どの支払い方法に対応しているのかチェックしなくてはならず、時間と手間がかかるのは大きなデメリットでしょう。
また「paypay後払いが利用できる!」と買い物したのに、利用NG店で別の支払方法をしないといけないのはpaypay後払いの罠としか言いようがありません。
paypay後払いの利用は審査が必要
paypay後払いは審査に合格した人だけが利用できるサービスなので、コンビニ払いのように簡単な審査ではありません。
paypayカードが同時発行なので審査を受けるにはクレジットカードと同様の一定の条件をクリアした人だけです。
・日本国内に住んでいる
・高校生を除く18歳以上
・安定(継続)した収入
・SMS認証可能の携帯電話を保有
利用しようと思ったのに対象外だったという人も多く、意外にもpaypay後払いの罠は初歩的な部分で引っかかる人がたくさんいるでしょう。
審査通過できない場合は簡単なメルペイスマート払いなどの後払いから利用しましょう。
paypay後払いだけ解除はできない
PayPayアプリ内の「あと払い」だけを削除、解除することはできません!
paypay後払いは、PayPayカードの解約をしないと、削除や解除できない仕様です。基本的にPayPayカードとpaypay後払いは繋がっていると思って使いましょう。
PayPayアプリを使っていると、支払い方法にpaypay後払いがあると残高払いと勘違いする場合があります。PayPay残高とpaypay後払い、2つのサービスが間違わないように、アプリ内でわかりやすい仕様にしています。
PayPayアプリの支払い時、画面の色で判断できます!
・赤色(PayPay残高)
・青色(paypay後払い)
PayPayカードの解約を考えていないなら、paypay後払いをアプリ内で使わないようにするには、画面の色を基準にしましょう。
paypay後払いの登録でカード番号がわかる
PayPayカードの番号やセキュリティーコードの確認は、paypay後払いの登録をしないとわからないのも罠のひとつです。
旧カードのYahoo!カードだった時は、カード番号やセキュリティー番号が記載してありました。PayPayカードに変わってからセキュリティ対策の一環でナンバーレス仕様へ。
クレジットカード番号を確認する時は、PayPayアプリの後払いから確認しないといけません。
「カード番号をチェックするのに、paypay後払いの登録必須は罠だ!」と思いますが、paypay後払いを利用してなくても確認方法はあります。
1.Webサイト「PayPayカード会員メニュー」を開く
2.「カード番号・ご利用可能額」をタップ
3.SMS認証/生体認証をおこなう
PayPayカードを作る時、PayPayアプリで入会した人はアプリのみ確認できます。
バッテリー切れは利用NG
paypayはバーコード決済なので、スマホの画面を立ち上げてお店にQRコードやバーコードを見せないと、決済できません!
そのため、paypay後払いもスマホアプリをバッテリーが無くなって電源が入っていない利用できないのです。充電がなくなったり充電が残り数%の時は、アプリを立ち上がらないので決済できなくなります。
電波が悪いと利用できない
電波が悪いと決済ができないのでpaypayアプリで後払いだけでなく決済することができません。
その為、同時発行のpaypayカードを持ち歩いたほうが安心です。
7/20からストアスキャンのオフライン決済が可能になりました
回線速度が遅い場合やオフラインの場合にpaypayアプリで「オフライン支払いモード」が表示されるのでコード決済画面を読み取ってもらう「ストアスキャン方式」でオフライン決済が可能になりました。
お店に設置してあるコードを自分のスマホで読み取る「ユーザースキャン方式」ではオフライン決済ができません。
条件は1回の決済は最大5,000円で1日2回までとなり、ユーザーの保有している「PayPay残高」が上限金額となります。
また、paypayの決済音も鳴りません。
paypay後払いの罠にはメリットもある!
一見、paypay後払いは罠がたくさん仕掛けられているように見えますが、実際はメリットもあります。
使い方によっては、paypay後払いの支払い以外で損をする人もいるでしょう。
paypay後払いは罠だらけとは真逆のメリットとは、一体どんな部分なのか詳しくお伝えします。
paypay後払いの還元率は最大1.5%
paypay後払いを利用すると、ポイント還元率が最大1.5%にアップ!
・0.5%(基本還元率)
・0.5%(あと払い利用特典)
・0.5%(特典※1)
最後のプラス0.5%の特典は、次の条件をすべて達成した人のみです。
・PayPayアプリかPayPayカード(paypay後払い)を利用
・300円以上の決済を30回以上
・決済金額の合計10万円以上
PayPay残高払いで支払いをすると最大1%ですが、paypay後払いにするだけで「+0.5%」上乗せでゲットできるチャンスがあります。
効率よくポイントを貯めたい人は、見逃せないメリットではないでしょうか。
年会費や一回払いの手数料無料
paypay後払いの年会費や手数料は無料です。
手数料に関してはpaypay後払い一回払い(一括払い)のみ無料で、分割払いやリボ払いなどは手数料がかかります。
またPayPayカード(ゴールド)を利用している人は、年会費11,000円かかります。
通常のpaypay後払いは年会費や手数料は一切ないので、ムダなコストをかけずに利用できます。
paypay後払いはチャージなしで利用
PayPayといえば、決済前に残高を確認してから使うのが一般的な方法。残高を確認しないと会計時に「PayPay残高が不足していて使えない!」とパニックになります。
paypay後払いならチャージすることなく支払いができます!
今までのPayPayと違って、paypay後払いなら残高を気にせずスマートに支払えるのは大きなメリットです。
paypay後払いの罠に注意!利用前のチェックポイント
paypay後払いは、あらゆる部分に罠が仕掛けられています。「普通PayPay残高払いを使いたかったのに…」など、決済後に失敗しないために、利用する前に確認すべきポイントをまとめました。
2023年8月1日から表記変更
2023年8月1日から、paypay後払いの表記が変わります。

・ミニアプリの表示名が「PayPayカード」へ
・支払い方法の表示がPayPayあと払いから「クレジット」へ
表示名は変わりますが、paypay後払いのサービス内容は今までと変わりません。
ポイ活注意!ポイント付与対象外あり
paypay後払いからPayPay残高へチャージできますが、ポイント付与はありません。
PayPayをフル活用してポイ活中の人は要注意!
また、チャージ金額には利用限度額があり、paypay後払い(一括のみ)からチャージはできないので、利用前に気をつけましょう。
「請求書払いの支払い予約」は一回払いのみ
paypay後払いで請求書払いの支払い予約をする場合、支払回数は「一回払いのみ」です。
請求書払いの支払い予約とは、PayPay対応の請求書の支払いを、指定した日に支払いができるサービスです。
予約した支払日にPayPayが自動で決済をしてくれるので、「給料日が過ぎてから」や「ボーナスが支給されてから」など自分の都合で予約できます。
PayPayの「請求書払いの支払い予約」は便利ですが、請求書によってはサービスを利用できない場合があるので気をつけましょう。
リボ払いや分割払いは手数料がかかる
paypay後払いは請求書払いに限り、分割払いが可能です。翌月1回払いなら手数料無料ですが、分割払いを選ぶと手数料が発生します。
支払回数 | 支払期間 | 実質年率(%) | 利用代金100円あたりの手数料(円) |
3回 | 3ヶ月 | 12.19 | 2.04 |
5回 | 5ヶ月 | 13.49 | 3.40 |
6回 | 6ヶ月 | 13.85 | 4.08 |
10回 | 10ヶ月 | 14.57 | 6.80 |
12回 | 12ヶ月 | 14.73 | 8.16 |
15回 | 15ヶ月 | 14.87 | 10.20 |
18回 | 18ヶ月 | 14.93 | 12.24 |
20回 | 20ヶ月 | 14.95 | 13.60 |
24回 | 24ヶ月 | 14.95 | 16.32 |
30回 | 30ヶ月 | 14.90 | 20.40 |
36回 | 36ヶ月 | 14.81 | 24.48 |
48回 | 48ヶ月 | 14.60 | 32.64 |
請求書払いに限り、paypay後払いの分割払いは48回までできます。手数料がかかってしまうので、一括払いよりも総額が高くなりますが、家計に余裕ができるのでバランスを考えて利用しましょう。
家族カードでpaypay後払いの登録NG
残念ながらpaypay後払いは家族カードの登録ができません。
paypay後払いで支払いをすると、翌月27日にPayPayカードの利用分と一緒に指定した銀行口座から引き落としされます。
PayPayカードの家族カードを使っていて、paypay後払いを利用したい時は「本会員として登録」が必要です。
これもpaypay後払いの罠?【FAQ】
paypay後払いのサービス情報を見ていると「これも罠?」と思う部分ありませんか?
実際に罠なのか、ただの勘違いなのか…、果たしてどっちなのかよくある疑問を調査しました。
paypay後払いとPayPayカードの利用可能額が違う
paypay後払いやPayPayカードのいずれかを使った時、利用可能額が違う場合があります。
例えば、paypay後払いを使ったのにPayPayカードの利用可能額が少なくならないなど。
お互いのサービスを利用した情報は、管理画面へ反映されるまで時間がかかります。罠と勘違いしがちですが、情報反映の時差なので大きなトラブルではありません。
paypay後払いとPayPayカードの利用可能額が違う時は、時間をおいてもう一度確認してみましょう。
paypay後払いがPayPayカードと使える店が違う
paypay後払いはPayPayカードと同じような仕組みで支払いをしますが、利用できるお店が違います。
・paypay後払いは「PayPay加盟店」
・PayPayカードは「クレジットブランド加盟店」
paypay後払いはPayPay加盟店ならどこでもOKではありません。次のようなお店は、paypay後払いの利用はできないので気をつけましょう。
・PayPay残高限定、PayPayマネー限定の加盟店
・paypay後払いに対応していないオンラインサービス
PayPayカードはクレジットカードなので、VisaやJCBなどのブランド加盟店で利用できます。
2つのサービスは混同しがちですが、利用できるお店が違うので、ある意味「罠」といえるでしょう。
paypay後払いにしたらいつもより使いすぎてしまう
paypay後払いは、しっかり管理しないといつもより使いすぎる可能性があります。「使いすぎてしまう」理由は、paypay後払いならではの特徴があるからです。
・チャージ不要で買い物ができる
・支払いは翌月まとめて
・限度額は最大200万円
paypay後払いは、状況によって利用上限が違います。
本人確認 | 過去24時間 | 過去30日間 |
完了 | 最大50万円 | 最大200万円 |
未完了 | 最大10万円 | 最大10万円 |
チャージしながら会計をするのと違い、paypay後払いは翌月まとめて支払うスタイル。自己管理ができないと、予定以上に使ってしまいます。
利用上限があるので、大きな罠に引っかかるといえませんが、本人確認が完了した人は利用上限額が最大200万円なのでまとまった請求が来る可能性があります。
使いすぎが心配な人向けに「利用可能額の設定」をできるので、paypay後払いの罠に引っかからないために対策をしましょう。
まとめ
paypay後払いの罠は「知らなかった!」という部分が大半で、残りは自分の管理体制が関係しています。
PayPayは利用しやすさを考えて、さまざまなサービスを提供しています。paypay後払いも使いやすさを考えたサービスのひとつですが、不定期で仕様の変更をしているので、罠にひっかからないためにも利用条件などの情報をしっかりキャッチしておきましょう。